[3]スロットウォーズ -episode1- [2014/7/2(水)] |
右脳
「ダメです! 全て遮断されました!」
司令官
「なんだと! なぜだ…なぜ止まらない」
左脳
「ホストが車に乗り込みます!」
司令官
「くっ…。 ヤツの欲望ビジョンをモニターに写せ!」
左脳
「はっ」
ジジジジ……
ペカッ
左脳
「モンスターハンター2です!」
司令官
「なんだと!? 14戦0勝の機種だぞ! なぜだ!(ダンッ!) 」
右脳
「ホール到着まで5分を切りました!」
司令官
「くっ…!」
左脳
「し、司令官… もう…」
司令官
「やむをえん… 消化器系統に連絡を取れ…」
右脳
「ええっ!? まさかあれをやるつもりなのでは…」
司令官
「年に何回かは同じようなことが起きている。 かまわん」
左脳
「ちょ、ちょっと待ってください司令官。 あれは免疫システムの負荷が大きすぎます。 先月も細胞リーダーから苦情が来たばかりなんですよ。 対応する私の身にもなってください!」
司令官
「それ以外にヤツを止める手段はないのだ…」
右脳
「し、しかし司令官、私達のダメージも相当大きいものに…」
司令官
「確かに我々も計り知れないダメージを食らうだろう。 だがな幹部たちよ… ヤツが負ければ同じことなのだ。 ディスカウントショップで怪しい原産国の食材を買われれば、ゆくゆくは大きな驚異となってしまうのだ…」
右脳
「し、司令官…」
左脳
「わ、私が連絡します」
司令官
「頼む。 そして今回は完全にシャットダウンにしろ」
左脳
「ええ!? そんなことしたら司令官の命が…!」
司令官
「かまわん…。 お前たちはもう立派なカーネルだ」
左脳
「わ、わかりました…」
\パーフーパーフーパーフー/
《 緊急警報。 下腹部に告ぐ。 直ちにエネルギーの吸収を停止せよ。 これより当分は水分の排出のみを行う 》
小腸
「おーみんな休憩だってよー」
大腸
「ふう。 それにしても最近ろくなもん下りてこねえな」
ぎゅるるるるるるるる…………
俺
「やべ……腹いて」
ガチャ
バタン
タッタッタッタッタッタッ
……………………
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