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ゴーストスロッター 第55話



■ 第55話 ■

一方、そんなホールでの大騒ぎを全く知らない優司。

席を離れてから30分ほど経った頃、ようやくホールへと戻ってきた。
そして、自分の監視にくるように、八尾のところにいるであろう信次を呼びに行く。

八尾のところへ着くと、すぐに異変に気付いた。

「・・・・・八尾、どうしたんだその顔・・・・?」

「おぅ、やっと戻ってきたか。
  おら、信次!
  さっさと夏目の監視につけよ!」

優司の質問に答えず、ぶっきらぼうに信次に命令する八尾。
優司は仕方なく、八尾の後ろにいる日高のそばへ。

「・・・・・どうしたんだコイツ?
  なんであんなに顔腫らしてんの?」

「いや・・・ まあ・・・・ いろいろあってね。」

「いろいろ??」

「あとでゆっくり話すよ。
  それよりどうすんだ夏目!?
  八尾が主任と組んでんのが確定したぞ。」

「なんだ、そのことか。
  さっきから確定してたじゃん。」

「まぁ・・・ そうだけど・・・・」

妙にサバサバしてる優司の様子に、意外そうにする日高。

「なんだか妙にさっぱりしてんな?
  まさかもう勝負捨てたんじゃねぇだろうな・・・・?」

「いやぁ、まさか!
  とりあえずゴールドXで出玉没収してもらう方法を思いついたからさ。
  ちょっくら実行してくるよ。」

「えッ!? マ、マジかよ!?
  何思いついたんだッ!?」

「まあ、あとでゆっくり話すよ。」

「ま、真似すんなって!」

「ハハハッ! 気付いた??」

「・・・・・・・・」

『起死回生のアイデアでも閃いたのか?』と、釈然としないながらもやや安心感を覚える日高。
しかし、もう一つ気になる点があるので続けて質問する。

「でもよ、うまいこと出玉没収までいったとして、そこからどうすんだ?
  何かいい手があんのか?
  主任と組まれてる以上、相当な方法じゃないと・・・・・」

「まあ、なんとかしてみるよ。
  どうなるかはわかんないけど。」

言い終わるか終わらないかで、小走り気味にゴールドXのシマへと戻っていく優司。

「(よし・・・ とりあえずやれるだけやろう。
  あとは知ったこっちゃない。
  最終的には運だ。
  どっちに『勝負運』があるか、だ。)」


**********************************************************************


「や、や、八尾さんッ!」

優司の監視に付いていた信次が、またもや八尾のもとへ走り寄ってきた。
今度はなんだ、という感じで面倒くさそうに首を傾ける八尾。

「あ、あ、あの、な、夏目の出玉が、ぼ、没収されました!」

「なんだとッ!?!?」

この報告にはさすがに八尾も驚いた。
そして、大きな声だったため、この報告は日高にまで届いた。

「(すげぇ・・・ ホントにやりやがった・・・
  あれからすぐじゃねぇか・・・!?)」

驚嘆の表情のまま固まる日高。

しかし、それ以上に驚いているのが八尾だ。

「そ、そんなわけ・・・・・」

言いかけて、慌てて途中で小声にした。
ここで「そんなわけがない」と言い張ることは、主任と組んでいることを自らバラすのと同じ事。

もうバレているし、バレていることもわかってはいるが、やはり自分の口から認めるような発言は
したくない。

声を落とし、信次に詰め寄る。

「そんなわけねぇだろッ
  絶対に没収なんかされないようになってんだッ」

「お、俺もそう思ってました。
  だって、主任と組んでるんですもんね。」

「・・・・・ああ。
  だから、そんなことありえるわけないんだよッ」

「で、でも現に・・・・」

八尾は、急いでポケットから携帯を取り出し、信次を置いてそのまま外へと出て行った。
もちろんコール先は・・・・・ このホールの主任、近藤。

4コールほど鳴ったところで近藤が電話に出た。

「はい、もしも・・・・」

「おいッ!!!
  どうなってんだよ近藤ッ!?
  なんで夏目の出玉没収してんだッ??
  しっかりと前金で5万払ってんだろうがッ!!
  いい加減なことやってんじゃねぇぞッ!?」

「ああ、そのことか。
  まあ電話してくるだろうとは思ってたけどさ。」

詰め寄られてるわりには、意外と冷静な近藤主任。

「いいから答えろよッ!」

「ああ、あれな・・・・・
  やっぱ長いこと放置すんのは無理だよ。
  周りの客まで苦情言い出してさ。
  『俺は昔没収されたことあんのに、なんでアイツは没収されないんだ!』みたいな。」

「・・・・・・そ、そんなもん無視しときゃ・・・・・」

「そうもいかねぇって!
  俺、クビになっちゃうもん。」

「・・・・・・・・・」

「まあそう怒るなって!
  確かにもう前金貰ってるし、俺もわりいと思ってさ。
  ちゃんと良い仕事しといたよ。
  あの夏目ってヤツに吉宗の設定1と設定6を全部教えてやったんだよ。
  没収のせめてもの償い、とか適当なこと言ってよ。」

「はぁ? それじゃ意味ねぇじゃねぇかッ!
  設定1に座られて終わりだろうがッ!」

「聞けって!
  もちろんまともに教えたんじゃねぇよ。
  1と6を逆に教えてやったんだ。
  今頃あいつ、吉宗の6に座っちまってるぜ?
  1だと勘違いしてよ!
  ああ、あとお前にも今からメールするよ、吉宗の1と6の台番。」

「・・・・・なるほど、そういうことか。
  でかした! よくやったよ!
  そのファインプレーに免じて出玉没収の件はチャラにしてやる。
  勝負が終わった後、ちゃんと残りの5万も払ってやるよ。」

「そりゃ助かるね〜!
  ああ、あとさ、お前の打ってるあの巨人、設定1だって言ったけど、あれ設定2だったわ。
  まぁ順調にヘコんでたし、別にいいかと思って連絡しなかったんだけど、問題ないだろ?」

「何!?
  おい、適当な仕事してんじゃねぇぞッ!?」

「いや、下手に連絡取る方がヤバいと思ってさ・・・・・」

「ちっ・・・・ まあいいや。
  幸い特に問題はなかったからな。
  でも、今後は些細なことでも連絡しろよ?」

「ああ、わかった。
  じゃあ残りの5万は・・・・?」

「ちゃんと払うよ、安心しろって。」

「そっかぁ〜、危ねぇ危ねぇ〜!
  今月レイコちゃんにむしられすぎてさ。
  ったく、キャバ嬢ってのは金がかかっていけねぇぜ!」

「・・・・・そういう話はまた今度付き合ってやる。
  まあいいや、ご苦労さん。
  あと、この後すぐに吉宗の設定1と6の台番を俺にメールしろよ。 それじゃあな。」

言い終わると同時に電話を切り、途端にニヤける八尾。

「(ふん、近藤のやつ、なかなか機転が利くじゃねぇか。
  普段はボンクラのクセによ。
  ・・・・ま、2,3回くらいしか会ったことないから、詳しくアイツを知ってるわけじゃないしな。)」

今回の買収のためだけに知り合った男、近藤。
しかし、その人間が賢いか賢くないかくらいなら、2,3回会うだけでなんとなく察しはつく。



ほどなくして、近藤からメールが届いた。
そこには、吉宗の設定1と設定6の台番がしっかりと載っていた。

「(よし、これでさらに俺の勝ちは磐石になった。
  まあ、あの出玉没収はご祝儀として認めてやるよ。
  こっからまた地獄を見せてやる。)」

台番を頭に叩き込み、すぐにメールを消す。
些細な証拠をも残さないために。

そして、不敵な笑いを浮かべながらホールへと戻っていった。
 

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