ゴーストスロッター 第49話
「無事に取れたよ!」 ゆっくりと巨人のシマへ歩いてきた日高に、小さくガッツポーズを決める優司。 それは、巨人の星の設定1濃厚台を無事に確保できたことを意味する。 優司の本命台だ。(負債額が多いほうが勝ちという条件なので) 開店後、「アホらしい」と思いつつも狙い台に向かってダッシュしたのが報われた形になった。 巨人のシマは全部で10台。 優司が選択したのは、左ハジから3番目。 「やったな夏目! あとは最低稼動条件の5000Gを回すだけだな。」 「いや、設定1なら回せば回すほど負けれるんだから、閉店までぶん回すよ! あくまで勝負終了は夜の11時だ。 5000Gはあくまで最低条件だからね。」 「・・・・だな。 じゃあ9000は回すつもりで頑張れよ!」 「OK! 9000くらいなら楽勝だよ!」 二人とも若干テンションが上がっている。 久しぶりの勝負。 いつもと違う変則的ルール。 そして、紆余曲折あったここまでの過程。 それらを経てようやく始まった勝負。 自然といつもとは違うテンションとなる。 そんな中、再びニヤケ面をしながら八尾が現れた。 八尾も同じく巨人を選択。 抑えたのは右ハジから2番目の台。 「よぉ、やっぱ巨人かよ。 まあ、機械割考えりゃ当然だよな。 それにしても・・・・」 言葉を続けようとする八尾にかぶせて優司が喋りだす。 「悪いけどさ、もうそういう挑発には乗らないことにしたんだ。 無駄だからさっさと自分の席座れよな。 いい加減面倒くさいからさ。」 機先を制され、若干怯む八尾。 やむなく用件だけを伝え始める。 「・・・・・そうかよ。 まあいいや。 じゃあ今から勝負開始な。 日高にはちゃんと俺のゲーム数とか投資額をカウントしておくように言っておけよ。 こっちは信次をお前の後ろに張り付かせるから。」 「わかった。 でも、あんまり露骨に張り付かせないでくれよな。 気になるから。」 信次に一瞥し、吐き捨て気味に言い放つ優司。 それから優司は、日高に軽く目で合図をした。 日高も黙ってうなづき、八尾の台の方へ向かった。 「(よし、あとはこの巨人でサクサク投資すりゃいいだけだ。 ・・・・こんなに自分のヒキの弱さを頼もしく感じるのは初めてだな。)」 複雑な気持ちを抱えながら、ついに勝負が始まった。 ********************************************************************** 投資1000円、稼動スタートから約2分。 頭上のゲーム数カウンターが示す数値は「28」。 そして、リール上には一直線に並ぶ「7・7・7」。 なんと意外にも、優司はたったの1000円でビッグボーナスをゲットしてしまった。 これには自分でも呆れるばかり。 もちろん優司に抜かりはない。 設定1濃厚で、かつ前日128Gヤメされている台を選択したのだ。 巨人の場合、設定変更されてもゲーム数のリセットはないため、台選びはこれで完璧となる。 「(マジかよ・・・・ こんな時に限って1本で当たっちゃうなんて・・・・ でも、こればっかりはしょうがないか。)」 気を取り直してBIGを消化。 ナビ通り打ち、395枚のコインを得る。(初代巨人の星は、ナビ通り打てば毎回395枚獲得となる。) そしてBIG終了直後、、、、 「(・・・・え? い、今『ピキーン』って鳴った・・・よな?)」 今回の勝負においてはとてもありがたくない存在である、BIG終了後の『ピキーン』。 これは、速攻連チャンが確定する演出。 渋々プレイを再開し、10Gほど消化したところで再びボーナス。 そしてBIG・・・・ 「(いい加減にしてくれよ・・・・・・ なんなんだよこの展開・・・・・・・・)」 だが、優司の悲劇はまだ始まったばかりであった。 第50話へ進む 第48話へ戻る 目次へ戻る
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